第71回児童舞踊合同公演

第71回児童舞踊合同公演 ステージ報告

2024年6月16日(日)
めぐろパーシモンホール大ホール

令和6年6月16日(日)めぐろパーシモンホール大ホールに於いて東京新聞主催、(一社)全日本児童舞踊協会・(公財)目黒区芸術文化振興財団共催「第71回児童舞踊合同公演」が開催されました。
14団体、総勢240名の児童たちが彩り豊かな舞台を繰り広げました。また当日は863名のお客様から熱い拍手を頂き、会場はほぼ満席となり熱気の中幕を下ろすことができました。第3部「桜の樹の下で」というテーマで、ある小説家(演者:山本岳人理事長)が桜の木を見て幼い頃を懐古し、桜の木と歩んだ人生をナレーションと共に6団体で展開しました。
子ども達も山本理事長と同じ舞台に立てたことは貴重な経験となりました。

フォトギャラリー

  • 第71回テーマ作品「桜の樹の下で」
    フィナーレ

  • 「おかしな ティーパーティー」
    Atelier de Danse Classique Maho贄田麗帆 鈴木泰介 ダンスアトリエ

  • 「ある日、アートがやってきた!」
    WAKABAダンスグループ パレット

  • 「めぐる季節の中で」
    今井美紀代舞踊研究所・IM Studio

  • 「空を飛ぶ夢」
    柿沢舞踊研究所

  • 「ポコポンペコーリャ」
    MODERN BALLET gland 蜂須賀紀子舞踊研究所

  • 「学園天国」
    白ばらモダンダンスカンパニー

  • 「海からの小さな贈りもの」
    モダンダンススタジオ アンシャンテ

  • 「うれしくて」
    WAKABA I.S STAR ダンススタジオ

  • 「ハリーポッターと魔法の杖」
    Step by Step 島田舞踊研究所

  • 「ラストクリスマスー 悪魔が天使にかわるとき」
    平多武於舞踊研究所つくば

  • 「春」
    子りすの会

  • 「One World —伝えたい—」
    (一社)平多正於舞踊研究所

  • 「ぽよよん行進曲」
    モダンバレエ教室 はねウサギ

  • 第71回テーマ作品「桜の樹の下で」
    平多武於舞踊研究所つくば
    「-桜舞う季節(ころ) -」

  • 第71回テーマ作品「桜の樹の下で」
    平多武於舞踊研究所
    「-初 恋-」

  • 第71回テーマ作品「桜の樹の下で」
    モダンダンススタジオ アンシャンテ
    「-図書館-」

  • 第71回テーマ作品「桜の樹の下で」
    Step by Step 島田舞踊研究所
    「-初めて書いた物語-」

  • 第71回テーマ作品「桜の樹の下で」
    (一社)平多正於舞踊研究所
    「-絵画 ドガの“踊り子”-」

  • 第71回テーマ作品「桜の樹の下で」
    WAKABA I.S STAR ダンススタジオ
    「-悪 夢-」

  • 第71回テーマ作品「桜の樹の下で」
    理事長 山本岳人
    「-男-」

出演団体

  • Atelier de Danse Classique Maho 贄田麗帆 鈴木泰介ダンスアトリエ
  • WAKABAダンスグループパレット
  • 今井美紀代舞踊研究所・IM Studio
  • 柿沢舞踊研究所
  • MODERN BALLET gland 蜂須賀紀子舞踊研究所
  • 白ばらモダンダンスカンパニー
  • モダンバレエ教室はねウサギ
  • モダンダンススタジオ アンシャンテ
  • WAKABAI.S STAR ダンススタジオ
  • Step by Step 島田舞踊研究所
  • 平多武於舞踊研究所つくば
  • 子りすの会
  • (一社)平多正於舞踊研究所
  • 平多武於舞踊研究所

【第71回 児童舞踊合同公演 総評】
日本女子体育大学 ダンス学科教授 宮本乙女

前回拝見したのがコロナ禍の影響をまだ受けていた公演だったからか、今回は作品もダンサーたちの身体も以前に増してぐんと洗練されていたように思いました。年齢の小さなお子さんでも舞台に入ってきたその瞬間からダンサーとして心をあふれさせてステージに立つ姿に、はっとさせられました。

また、各教室・研究所・スタジオはそれぞれ作風が異なっていても、イメージの世界を大切にするという志を共通に持っていると感じました。全ての作品にそれぞれ違った感想と大きな感動を覚えましたが、特に強い印象を得た作品は「斬新な発想」「研ぎ澄まされた動きへの挑戦」「独特な空気感」「他にない方法によるインパクト」「観客をとりこにする表現性」等を持つものでした。

さて、合同公演のもう一つの楽しみは教室の壁を越えてコラボレイトされたテーマ作品で、今年の「桜の樹の下で」も見応えがありました。全日本児童舞踊協会理事長山本岳人さん自ら、個性ある6作品を狂言回しのように見事につないで観客は心にあるひとりひとりの桜の風景を引き出されながらステージと一体になった感覚を味わったのではないでしょうか。ラストには自然と涙があふれました。

過去のステージ報告